創薬と薬剤開発

インサイトが注力する疾患領域は、「がん」と「炎症及び自己免疫」です。2002年初頭に創薬と薬剤開発を開始して以来、インサイトは、バイオ医薬品研究をリードする世界レベルの科学者600人以上を含む、1,400人を超える従業員を有するグローバルなバイオ医薬品企業へと成長しました。 

2011年後半、当社として初めて、ルキソリチニブが米国食品医薬品局(FDA)から承認されました。ルキソリチニブは米国でJakafi®として販売されているJAK1及びJAK2阻害剤です。さらに、新薬臨床試験開始届(IND)申請や、自社開発した独自の化合物の開発を複数進めました。市販製品に加えて、臨床開発候補物質の多様なポートフォリオの拡充を推進しており、その大半はインサイトが独自に開発したものです。

創薬と薬剤開発に携わる、当社が誇る科学者チームは、最も重要なアンメットメディカルニーズへのソリューションの追求に全力を尽くしています。このチームを率いるのは、成功実績や科学的・臨床的業績を数多く有する優秀な経営幹部です。

当社の強力な創薬チームは、開発、規制対応、市販業務などといった全ての部門と緊密に連携しています。当社が採用するのは、優秀かつ最高水準の科学的並びに倫理的厳格さを遵守する人材のみであり、成果につながる様々なプログラムがあります。

科学的厳格さ

当社の科学イノベーションは、医薬品化学の分野で実績のある技術に基づいており、個別の開発プログラムが必要な創薬プロセスにシームレスに統合されています。当社は研究対象を、低分子薬、モノクローナル抗体、二重特異性抗体まで拡大しました。これにより、治療法の組み合わせの探索対象が、自社のポートフォリオ内外に広がりました。

また当社は、創薬関連リソースを継続的に見直し、情報コンテンツを必要な時に必要な場所で最大限に活用し、各開発プログラムが、開発段階を問わず、可能な限り最も効率的で、かつ、豊富なデータが活用できる方法を目指します。

「単に賢明であるだけでは不十分です。クリティカルであると同時にクリエイティブであることを、当社の従業員に期待します。」

— Wenqing Yao, Executive Vice President, Discovery Chemistry